「わたしは自分勝手だから他人を愛しきれない」?!

(写真:実りの秋の夕暮れ
より豊かな明日へ (岡山にて))

 
教員時代からこの数年間、yogaと並行して、実は、

NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる心理学を学び続けてきました。

 
*NLPについては、たとえば→こちら

 
今年5月には、足かけ2年かかったマスタープラクティショナーコースを修了。

 
わたしがこのNLPを学んできた目的は二つ。

 
一つは、yoga哲学をベースに、NLPの知識と手法をうまく活用して、yogaクラスの充実を図ること。

 
もう一つは、じゃあ、そのクラスでもしみなさんが何らかのヒントや学びを得てくださった場合に、

いかにそれをご自身の人生を生きる上で具体的に活用するか、

必要に応じてお一人お一人と向き合ってお手伝いできるようにすること。

 
さて、前置きが長くなりましたが(笑)…

 
先週末わたしは、そのNLPの2日間集中セミナーに参加していました。

その中で、自分の中にあった意外な思い込みがことばになったものと出会いました。

 
それは、「わたしは自分勝手だから他人を愛しきれない」というものでした。

 
わたしをご存知の方の中には、「うん、そのとーり!」と思う方もいるかもしれないし、そうでない方もいるかもしれません。

 
わたしが「勝手」かどうか,客観的な基準はないわけですし,それが「真実」かは見る人によって違うかと思います。

 
でも、少なくともわたしの中には、自分自身に対するこの疑念がかなり前から染みついていたようです。

 
そして、それはほんのささいな、しかも自分では割り切っているつもりのことを、

いつもどこかでチクチクと痛む刺さって抜けない釣り針のようにわたしの中にとどめる原因にもなっていたようです。

 
で、ふと思い出したんですよね。

そういえば、子どものころから、母にわたしは「勝手だ」と言われていたこと。

 
そんなこともあり,わたしの中のどこかに、「わたしは自分勝手な偽善者だ」
というような考えが知らぬ間に張り付いてたんでしょうね。

 
ただ,この思い込みは,+になったこともあったと思うんですよ。

 
周りの人たちとうまくやって行こうと自分を律するのに役立ってきたのだろうし,

それによって安心感を得たりして来たのだろうとも思うんですね。

でも,もうこの先はこの思い込み,要らないなー(笑)と。

 
だって,これを持っているかぎり,これがいわば「呪い」として機能し続けてしまうから。

 
「わたしは自分勝手でひどい」「わたしは他人を愛しきれないんだ」

…とかね。

 
だから,もうこの思い込みを手放します。

 
この思い込みの真偽はどうでもいいのです。

 
自分が思っているほど「自分勝手」だとか「他人への愛情が足りない」とか、

周りが思っているとも限らないですしね。

 
何より,たとえ,わたしが「自分勝手」なのが本当でも,だからといって

イコール「他人を愛しきれない」ことにはならないんじゃないかな?

 
だって,わたしのモットーはいつも

自分楽しい→周り楽しい→自分より楽しい→周りより楽しい…の循環です。

 
つまり,究極の自己中心は究極の利他と一致して来るはず!と、

わたしはシンプルに考えているわけです。

 
*参照→「究極の利己主義へ

 
いわば、自分への愛と他者への愛とは同時に育まれていくと考えているのです。

だって、yogaが示す通り、すべての本質は繋がっているのですから。

 
自分の内に残っていた思い込みのためにその確信が少し弱まることもあったけど,

やっぱりわたしの根本的思考はここ,と、改めてここへ戻ってきた感じです。

 
この真偽もまた,見る人や見方によって違うでしょう。

でもって,これまたどうでもいいのです。

 
ただ,いまのわたしは,この考えで進みますよ。そう決めてる。

もしも,この考えがまた自分を制限する思い込みだなと気づく時が来たら,

その時にはこれも手放せばいいだけ。

 
もしその後また必要になれば,また拾い上げればいい。

 
そもそも「愛」ということば自体もずっとニガテだった気がします。

もうそれもひっくるめて,一度リセット。

 
自分の内側にあるより広い愛情を解き放つために。

 
 
「わたしは自分勝手だから他人を愛しきれない」

 
長年わたしの中にあった思い込み,ありがとう。

そして、さようなら〜!

 
みなさんの制限になっている思い込みは果たして何でしょう?

それに気づくことができたなら、手放して行くこともできます。

 
わたしたちは、常に変化して行く。

気づきと選択次第で、ますます解き放たれて行く。

 
これから先、さらにどんなふうに拓いて行けるんだろう…

 
考えただけでワクワクしてきませんか

Hari om