ハラの声を聴く(要約版)

2週間前に,「あたりまえを問う」というお話をしました。
 
 
今回はその続き。
 
 
わたしたちが普段「あたりまえ」の枠内で考えごとをするとき,

わたしたちの意識はどこにあるでしょう?

「う~~ん…」って考えるときって,

たいてい意識はアタマのほうに行っていますよね。
 
 
あるいは,

「あー苦しい…これからどうしよう…」というときには,

わたしたちの意識は胸,ハートの付近にあると思います。
 
 
では,他にどこで考えればいいんでしょう??
 
 
これもあくまでも便宜上の区分ですけど,

アタマ(思考)とかハート(感情)とか抜きにして

何かが私たちの奥深くで動くとき,

わたしたちは「ハラを据える」とか「ハラが決まる」とかいう表現を使ったりする。

いわば,意識は,胸よりももっと下,もっと奥深くに

下がっているような気がするのです。
 
 
ですから,

「あたりまえ」を超えたところで問うとき,

谷田先生もよくおっしゃっているように,

大切なのは,より直感的な,

いわばハラの声を聴くことではないかと思うんです。
 
 
わたし自身も,特にこの数年,

身をもってそれを体感してきました。
 
 
ちなみに,

私は便宜上こうやってみなさんにことばを使ってお話ししていますが,

本当に深い真実みたいなものは

ことば,思考を超えたものだと感じています。

ですから,わたしがこうしてシェアしていることも

アタマ,ハート,ハラのどこで受け取っていただけるか。

実は,そこに鍵があると思います。
 
 
ハラに落ちてくるのは今じゃないかもしれない。

ハラの声がきつすぎて,

アタマやハートで抑えることもあるかもしれない。

それでも,いつも自身のハラの声に耳を傾けること。

そこにこそ,今の「あたりまえ」を超えて,

より自由になっていく道が拓けるのではないでしょうか。
 
 

今年5月,nidaで初開催した谷田学先生によるセミナーは大好評でした。