all-in-oneヨガWSシリーズ「〈わたし〉をめぐる旅」感想3

ゆかりさん、
昨日は有難うございました。
そして「Who am I?」シリーズを通して、本当にお世話になりました。

自分の過去と向き合うことより私にとって難しいことはそれについて他人に話すことです。
私にとっては「ただ通ってきた道」だとしても第3者にとっては決して普通ではない。
幼少期、自分のことを無邪気に話しているつもりなのに怪訝な顔をされたり、過剰に心配されたり、私には意味が分かりませんでしたが、それが世間ではおかしい事なのだと理解するのにそれなりに時間がかかりました。

そうか、我が家は他とはどこか違うのだと認識してからは本当に信頼できる人にのみ話すようになりましたが、それでも心地よいものではなかった。
何故なら、聞いた人が皆泣くから。
心から同情するような目で私を見て、中には宗教やわけのわからない自己啓発セミナーを勧めてくる人もいる。

他者からしたら重い話なのかもしれないからなるべく軽めに話したり、冗談を交えたりしながら話したとしても反応はあまり変わらず、感受性の強い人の場合はPSTDのようになってしまう人もいました。

 
年頃の子が自分が感じたこと、思うことを普通に友達に話す。
誰でもすることですが、それすら私にとっては困難なことなのかと思ったら本当にごくごく一部の人にしか胸のうちを話さない子供になり、そんな私にとって映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いたり、それを貪るようにすることは唯一の安心できる場所でした。

痛みを主張しても「感受性が強すぎる」「繊細過ぎる」と言われ、自分を殺そう、殺そうと思えば思うほど感情はバラバラになっていき、私はずっと自分が生きたいのかそうでないのかわからないまま、ただ周囲が求めることをとりあえずはやっておこう、、というドライな人間になっていったのだと思います。

 
脛に傷の一つや二つ誰でも持っているものです。
学生時代から長く付き合って来た友人たちも同じように生い立ちにあれこれある人間が多かったように思います。
どこまでも過去を呪い、他者を攻撃し、そのままおかしくなってしまった友人も何人もいます。

傷ついた分だけ人に優しくなれるなんて言うのは嘘でどこまでも歪んでしまうことがあっても不思議はない。
彼らと一緒になって同じように世間を見下し、毒ばかり吐いていた時期を経て「これではいけない」と前進しようとした途端これでもかと糾弾され人間の真の姿を見てしまったような気分になりました。

私の幸せを願うようなことを上辺で言っていても本当はそうではなかったのだと愕然としましたが、何はともあれ前を見ようと思った自分を否定したくなかったし、それが長年の友人を無くすことだったとしても前に進もう、それが私にとっての個人事業主としてのスタートでした。

 
今でも不思議だなぁと思います。
〜のために必死だった5年を経て、カヨさんのマッサージを受け、改めてゆかりさんにヨガを教わる。
カヨさんが「ていねいに、」を卒業し、たまたま私の定休日である水曜日にゆかりさん宅でマッサージを始められたこと。
その空間に理由もなく惹かれ、ゆかりさんのセッションを受け、その日のうちにエミリーさんの動画を見て大泣きしたこと。
全部偶然のように見えて必然なのかもしれないですね。

 
私は今ようやく私の使命とはなんだろう?と考え始めた頃ですが、人の為に自分の経験を話すということもあるのかなと少し思いました。
毎日のように当たり前のように死にたかった子でも、こうして生きたいと思えるのだと。
どんな経験をしても人は前進できるのだと、それを押しつけがましさではなく、人に伝えていくことでできればと思います。

WS最後のシェアではなるべくえげつなくないように、手身近にまとめるつもりでもかなりの時間を頂いてしまったと思います。
早く帰らなければならなかった人もいるのに申し訳なかったなと反省しましたが、その場にいて私との時間を共有して下さった方々には本当に感謝しております。

 
今後私にとってゆかりさんやnidaという場所はチューニングをしてもらう場所になっていくのかな?と思います。
何かが払拭された気になってもきっと悪い癖が出て閉じていったり、良からぬ考えが思いついたりしていくと思いますが、そんな自分の軌道修正をしてもらう場所として、大切にしていきたい。

 
生きることは未だに恐いことですが、苦しい事ではなくなりました。
やりがいのある仕事を探す、好きなことをすると言いながら、私は自殺しない理由を探していただけですから。
そんな私が普通に幸せだと思う。
とんでもない進歩です、笑。
本当に有難い。

改めて、ゆかりさん、有難うございました。
WSでご一緒させていただいた皆さんにも心からの感謝を。

本当に有難うございました。

これからも宜しくお願い致します。